実録、入院日記! 2
前回は集中治療棟に運ばれた所で終了しました。
今回は、その続きから。
ベッドに横になっていますが、相変わらず胸が苦しい。
尿道カテーテルも苦痛です。
切った手首には、止血のための透明なバンドが巻かれ、腕を圧迫しております。
枕元では、ピコーンピコーンと、心電図のモニターが絶えず波形を刻んでいます。
苦しかったのですが、とても疲れていたため、結局11時頃には就寝いたしました。
しかし浅い眠りでしたね。
夜間に何度か看護師さんが来て、血圧と体温を測ってゆくんですが、
その度にハッと覚醒してしまいます。
2日目。
朝5時に起床しました。相変わらずの息苦しさ。
しかも、ずっと寝っぱなしだったため、腰が痛いです。
一般病棟のベッドと比べると、空気圧で床ずれを防止する機能が
付いているようですが、それでも痛い。
6時になると、部屋の電気が付きました。
あらためて周囲を観察すると、ここは手術をした患者さんが、
一般病棟に戻るまで、一時的に経過を診る部屋のようです。
面会時間も決まっていて、朝昼晩の3回、家族が15分だけ許されるようです。
まだ食事は許されておりません。ずっと点滴をしているため、喉の渇きもありません。
酸素、尿道カテーテル、心電図、点滴などはいぜん付けたままです。
切った手首にも、鈍い痛みが残っています。
手首を見ると、改めて、ああ入院してんだな~って感じました。
朝、女性の看護士さんが採血に来ました。
こちらは、無事終了。
それから1時間ほど経って、追加で検査するとのことで、再度採血に来ました。
中々血管が見つからないようです。
看護士さんは、こぶしを握るように指示し、腕を摩ったりしています。
そのうち、血管を見つけたのでしょう。
「いきます」
との声が。
自分は、痛いのが嫌なので、目を閉じてあらぬ方向を向きました。
すると、突き出している指先に、なにやら柔らかいものがムニュムニュと当たる感じがします。
なんだろうと思いつつ、チラと見てみると、
なんと、採血している自分の左手が、
若い女性看護士さんの胸を触っているではありませんか。 ψ(*`ー´)ψ
事故です!!
わざとではありません。
なぜなら ↓
下手に血液が流入したりしたら、○○○○の尿道カテーテル周辺がズキズキと痛むので。
ここは平常心……平常心。
色即是空、空即是色……。
けどね、こちらが思うほど、看護師さんは、あまり気にしていないのかも。
尿道カテーテルのバンソーコをり替える際に、こちらの○○○○を平気で眺めたりしていますから。
さて、胸の苦しさが治まるにつれ、早くも退屈が襲ってきました。
安静にしていなければいけないため、ベッドで起き上がることもできません。
近くに看護師さんがいるとはいえ、かまってもらえるわけではないですし。
天井の染みでも眺めようとしますが、現代建築では染みなどありません。
外を見ようとしても、窓も無い部屋です。
仕方なく、落ちてくる点滴の数でも数えようとしましたが、20ほど数えたところで飽きました。
心電図のモニターには、上から脈拍数、血中酸素濃度、呼吸数と並んでいます。
暇なので、心拍数を77か88のゾロ目に合わせようとして、呼吸を止めたりしました。
一番下の波線は、同じリズムで呼吸すると、同じように波線が描かれるので、
前の線を追っかけるように呼吸を調節したりしました。
う~ん、こうやって書いてみると、いったい入院して何やってんだって感じですね。
ただね、今だからこそこんな風に書けるけど、
入院当時は、もの凄く苦しかったんですよ。
続く。
by myst_1990 | 2014-12-21 21:00 | 雑記 | Comments(0)