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注射ハ、コワイヨー!!

昭和50年代、山形市立第三小学校の思い出。


(今もやっているのか知りませんが) この頃の小学校では

体育館に生徒を集め、よくインフルエンザなどの予防接種を行っていた。

順番が来ると、先生に先導され、クラスごとに体育館に連れていかれるのである。


ステージの前には複数の机が並んでいて、そこに鎮座しているお医者さんや看護婦さんが、

注射器の先から、チュッと液を垂らしながら、我々を待ち構えていた。

体育館に着くと、注射を受けるために、先発隊の多数の子供がそれぞれの列に

戦々恐々としながら並んでいた。

普段強がっている子も、やはり注射は痛いので、少しでも痛くない列に並ぼうとする。

ことさら臆病な子は、戻ってくる子を捉まえては、「ここは痛かった?痛かった?」 と

聞いて回っていた。

そんな子が、この列は痛くないらしいと確信し、周囲の子に吹聴して回ると、

クラスの子供ほとんどが、右習えで、その列に並んだりした。

ただし、あまりに列が偏ったりすると、先生がやってきて、「はい、ここから隣の列に並んで」

とか云って、必死に情報を収集していた子が一番痛い列に回り、

恨めしそうな顔をしていたのは気の毒な思い出。

まあ、自分なんかは、痛いのは早く済まそうと、空いている列に並び、

さっさと済ませるのが常でしたけどね。


ちなみに、帰りに、「痛かった?」 と聞かれると、たいして痛くなくても、

「すっげー痛かった・・・・・・」 と、しかめっ面で答えたのはお約束!!


さて、話を現代に移そう。

先日、近所のクリニックに行ってきた。

いろいろと診てもらい、検査のために採血をすることとなった。

別に注射は苦手ではないが、お医者さんが云うならしかたがない。

( 血を抜かれるのはもったいないが )

看護婦さんが脱脂綿で自分の腕を拭く。

スーッとする。

ああ、これから血を抜かれるんだといった覚悟の意味で、あまり気持ちの良いものではない。

ブスッと、注射針が腕に刺さる感触。

ややあって、看護婦さんの、「あれ~・・・・・・」 との声。

次の瞬間、腕にズッキーン!! と、かつて無いほどの激痛。

いったい何が起きた? たかが採血の注射で、何でこんな激痛?

「あれ~、おかしいなぁ」

と、看護婦さん。

「ど、どうしたんですか?」

震える自分の声。

心の声→ ウギャー!! 痛テー!! なんだこれ!!

「ごめんなさいね~、」

看護婦さんは腕から注射針を抜いた。

「失敗したみたい。もう一回刺すわね」

そう云って、看護婦さんは、もう一度同じ腕に注射針を突き刺そうとする。

( 看護婦さんは、採血できなかったので、腕の奥まで採血針を付き刺したらしい )

心の声→ 痛テー!! もう一回刺すなんて、もう無理!! 絶対無理!!

「あ、あのー、この腕、凄く痛いんで、別の腕にしてください」

と自分の生の声。

「あら、そうなの、じゃあ、右腕ね」

ゴムを巻き巻き、ブスッと注射針が刺さる感触。

すると、看護婦さんから信じられない言葉が!!

「おかしいわねー」

嫌な予感。

ええ~? 自分、涙目。 (T△T)

「変ねー、痛かった? 血管外したみたい、ごめんなさいね、ちょっと○○さん、お願いできる」

現時点で、左腕、ズッキーンズッキーン。 右腕ズキズキ。


フォローでもないが、

「そうですか、血管が見つけ難いって云われますし」

と、自分が云うと、

「あ~やっぱりね~」

看護婦さんの屈託ない笑顔。

自分の腕、ズッキーンズッキーン!!

注射ハ、コワイヨー!!_e0296069_21121328.jpg




「代わりますね~」

そう云って代わった婦長さん、自分の腕を触診しながら、

「あら、失敗したら、ごめんなさいね~」

早々に恐ろしい言葉を吐く。

心の声→ やめてー!! もう無理!!

何とか無事に採血は完了したのだが、

自分の腕には、3ヶ所もの止血シールが貼られていた。

しかも左腕は、ズッキーンズッキーンと心臓の鼓動のたびに痛むし。

この怒りは、どこにぶつけたら良いのだろう?

( ゚Д゚)㌦ァ!!

  by myst_1990 | 2014-07-05 21:00 | 雑記 | Comments(4)

Commented by skuna@docomo.ne.jp at 2014-07-06 21:28 x
実はブログが出来てからお気に入りに入れててチェックしてたんです。

こんな風に書き込むのは初めてだし、もしかしたら承認されないんじゃないかなぁって思ったんですけど…

実は家族のこと、とくに子供のこととか、別れた旦那のことで凄くつらい思いをしてた時に、色々ブログをさまよってたら、こちらのブログにたどり着いたんです。

いつの間にかこの素敵なブログの世界観に吸い込まれて、なんだか私自身が救われた気持ちになれたのは言うまでもありません。

こんな風に自分が正直になれたり、凄く感謝してる思いです。

勝手にこんなこと言われても困っちゃいますよね?ごめんなさい。。。

もっともっと知りたくなったっていうのもあって、私の直接の連絡を入れておきました。

こんなに素敵なブログの管理してるんだから、ご自身にも魅力があるんじゃないかって・・・勝手に思っちゃって、私の連絡のせておいたのはそれが理由なんです。(もし迷惑だったら削除して頂いても構いませんからね。)

ちょっと不安定な天気が続いちゃいますけど、風邪とか気を付けてくださいね。お身体ご自愛ください。
Commented by myst_1990 at 2014-07-06 21:59
>skunaさんへ
こんばんは。なんかべた褒めですね。当ブログ開設以来の出来事です。

>この素敵なブログの世界観に吸い込まれて
なぜか非常に敵が多いブログでもあります。

>ご自身にも魅力があるんじゃないかって
それはskunaさんのただの思い込みです。最近鏡の前に立つのが苦痛でなりません。

ここからマジレスしますが、もし当莫迦ブログが少しでもあなたのお役に立てたのなら、今度はあなたが他人を助ける番です。お年寄りが困っていたら声をかける。道路にゴミが落ちていたら拾う。泣いている子に手を差し伸べる。
何でも構いません。
そうすれば、あなた自身、もっともっと素敵になれるはずです。
Commented by ふうちゃん at 2014-07-07 09:20 x
いやぁ、お見事!
ここは内容もさることながら、コメントを読むのも密かな楽しみになってきてますよ。

あ、私も血管が欠陥らしく、注射の類は大抵1発で決まらないクチです。
更には献血に行っても血の流れが人並以上に遅いらしく、迷惑がられたことすらありますよ、ふふふ(号泣
Commented by myst_1990 at 2014-07-07 21:57
>ふうちゃんへ
どこかの国で、目隠しをしたまま千枚通しのような針を、次々に身体に突き刺す拷問があるとか。
たいていの被害者は、どこから刺されるか分からない恐怖に打ち勝てず、さして時を置かずに発狂してしまう。
そんな心持ちでした・・・・・・

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