アパッチ野球軍⑪
さて、前回は村長の恫喝でも効果が無かったところで終わりました。
新しい野球チームを作らないと、よろず屋が買い占めた道具がさばけないため、
コウモリは網走に相談します。
「なあ兄貴、兄貴の力で引き抜いてほしいんや」
「よかろう、一人千円や!」
で、その作戦とは、新しい野球道具を使わせるから、
「ほう、これはファーストミットや」
「たいしたモンじゃのう」
「ボールも真っ白じゃ」
「遠慮しねえでやれよ。そのために持ってきたんだ。 特別にお前を、俺たちのチームに
入れてやる。それとも、俺たちのチームじゃ気にいらねえとでも云うのか?」
ナイフをちらつかせて、網走が脅します。
「何しとる。さあ、練習じゃ練習じゃ」
雰囲気を察して、材木が解散させました。
みんな練習に戻り、その場は収まります。
しかし、そのままでは済みませんでした。
練習が終わり、オケラが帰宅する途中、道にボールが落ちているのを発見します。
拾おうとすると、ボールは逃げてゆきます。
糸のついたボールでした。
(何たるベタ!!)
そこに網走の登場です。
「ボールが欲しいんだろ。やるよ。しかしその代わり、お前は俺たちの野球部に
入るんだ。文句はねえな」
「そ、そんなことは」
「どうしたい! 素直にハイと云えよ」
逃げ出そうとするオケラに、網走はナイフを投げて逃げ道を塞ぎます。
もう駄目だ! とオケラが諦めそうになった時、主人公が助けに入ります。
「邪魔しやがると、承知しねえぞ。お前はもう監督でも何でもねえはずだ」
「そうやとも、クビになった先公が、何でこの村をウロチョロしとるんや。
とっとと出てったらええんや」
主人公も負けません。
「気の毒だが、人間は自由にどこへでも行く権利があるんだ。俺はこの村に
野球部がある限り踏みとどまるつもりだ」
主人公は逆に網走のピッチャーの才能を見抜き、スカウトしようとします。
しかし、網走は 「お前に仕込まれることなんか無い」 と、反発します。
「俺には借りがある。男同士の勝負、今日こそ決着を付けようじゃねえか!」
と対決のシーンで 「つづく」 になりました。
それにしても、恫喝、暴力、恐喝未遂、何でもアリですね。
次回に続きますが、ここまでしかネットにアップされていませんでした。
DVDBOXを購入しようとしましたが、メチャクチャプレミアがついてんのな。
あまりに高価すぎて、買えませんでした(泣)
続く。
by myst_1990 | 2013-03-16 21:00 | 映像・音楽・本 | Comments(0)